文学資料コーナー
過去の展示

第18回企画展
「民子の父・菅野佐介-亡き父のマントの裾にかくまはれ-」

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大宮ゆかりの歌人・大西民子の父・菅野佐介(18881945)は、岩手で刑事として活躍し周囲の人々から「シャーロック・ホームズ」と言われていました。

職場では鬼刑事と言われるほど厳しかった佐介も、家では子煩悩な父親で特に次女の民子のことを可愛がり、民子もそんな父を尊敬していました。民子が教員として就職してまもなく佐介は急逝しますが、民子は歌に父の姿を描き続けました。

今回の展示は、敏腕刑事としての佐介の活躍について詠んだ歌「みちのくのシャーロックホームズ」、受験生の民子を見守る父の姿を描いた「民子の進学」、そして民子の父への挽歌「父への想い」の3部構成で、自筆資料や、父との日々にまつわる所持品などを展示します。作品を通して、民子の家族への深い愛情を感じていただければと思います。

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第17回企画展
「母に受けたる大きたまもの」

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大宮ゆかりの歌人・大西民子は、岩手にいた少女時代、愛情深い両親にのびのびと育てられました。

民子の母・カネは、刑事として働く夫を支えながら、民子たち3人の娘を育てました。民子は、学生のころからカネについて歌を詠んでいます。

今回の展示は、学生時代に懐かしんだ「故郷の母」、結婚して自身も家庭を持ったころの「身近な母」、母を看取ってから晩年までの「心の母」の三部構成で、自筆資料や、母との日々にまつわる所持品を展示します。作品を通して、民子の母への深い愛情を感じていただければと思います。

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特別展示
「宮澤章二の年賀状―卯―」

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大宮ゆかりの詩人・宮澤章二は、年賀状に干支にちなんだ言葉や詩を寄せていました。

今回の展示では今年の干支である「寅」より、宮澤の自筆による寅年の年賀状のほか、浦和の調人社について書いた詩「つきのみや・冬」の自筆原稿を展示します。

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第16回企画展
「うたをゆたかにするもの―民子の愛した絵の世界―」

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大宮ゆかりの歌人・大西民子は、歌を作るにあたって、絵画からも多くの影響を受けており、絵のことを「歌をゆかたにするもの」と表現しています。そのためか、民子の歌には絵や画家の名前が度々登場します。

また、民子自身は岡鹿之助といった画家の絵を好み、岡鹿之助の絵のような歌を詠みたいと目標にしていたほか、自宅に絵も飾ったりと、絵に親しんでいました。

今回の展示では、絵画を題材にした民子の歌の自筆資料と、絵にまつわる民子の所持品を展示します。

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第15回企画展
「陸橋をこえてー大木実と大宮ー」

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昭和から平成にかけて活躍した詩人・大木実は、太平洋戦争後、知人の紹介で大宮市上小町(現・大宮区上小町)に転居し、大宮市役所に勤務しながら詩を書き続けていました。

それらの作品には、自分の住む町・大宮を題材にしたものもあります。また、大木実は大宮詩人会などの創設にも携わり、郷土の文化活動にも尽力しました。

今回の企画展では、大木実が大宮の街並みについて書いた詩とともに、当時の風景の写真を展示するほか、大木実の代表作の自筆資料等を紹介します。

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第14回企画展
「埼玉の歌人たちー短歌への八つの想いー」

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埼玉県は古くは「万葉集」の時代から東国の枕歌になるなど、古代から歌の舞台になってきました。

1946年には、戦後歌壇に大きな影響を果たした「新歌人集団」が浦和で結成されるなど、日本の歌壇史に残る優れた活躍し、現在でも県下各地では「埼玉県歌人会」はじめとし、多くの歌人が活躍しています。

今回の企画展では、埼玉県歌人会の協力のもと、長年埼玉で活動してきた歌人8名による自筆資料等の作品をご紹介します。

どのような想いを歌にこめたのか、触れていただければと思います。

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