文学資料コーナー
過去の展示

移転開館三周年記念展示「つながる女流歌人」

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 大西民子は、戦後を代表する女流歌人として、長く旧大宮市で活動を続けていました。

 民子は、師事した歌人・木俣修が北原白秋の門下だったため明星派の流れを引き継いでいますが、系譜に囚われず幅広い女流歌人からも影響を受けました。

 今回の展覧会では、明治・大正時代に活躍した女流歌人のなかから、三ヶ島葭子をはじめとする民子が影響を受けた歌人たちの歌や人生についてご紹介するとともに、自筆の色紙や初版本などを展示します。

 是非、大宮図書館3階文学資料コーナーへお立ち寄りください。

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第13回企画展「民子、春を詠む-花のにおい、風のささやき-」

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 東北の盛岡で生まれ育った大西民子にとって、春は大宮に来てからも待ち遠しい季節でした。

 民子は盛岡にいた幼い頃の思い出として両親と毎年3月のひな祭りを祝い、もうすぐやってくる春の訪れが待ち遠しかったとエッセイに書いています。

 今回の展示では青春時代を過ごした「奈良」、教師になり新婚時代を過ごした「岩手」、25歳で移住してから69歳で亡くなるまで住んだ「大宮」と、民子が過ごした時期を3つに分け、春について詠んだ歌をご紹介しています。

 是非、大宮図書館3階文学資料コーナーへお立ち寄りください。

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第12回企画展
「偉大な先輩―啄木に想いを馳せた民子―」

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 長年大宮を拠点に活動を続け、戦後を代表する女流歌人のひとりとなった大西民子は、1924(大正13) 年に盛岡市八幡町に生まれました。

 盛岡市立城南尋常小学校に入学した民子は、盛岡の天神山で石川啄木の歌碑を目にして短歌に興味を持ちます。歌だけでなく啄木の破天荒な生涯にも惹かれた民子は、自分もあえて故郷から遠く離れた奈良女子高等師範学校に進学することを選ぶなど、その人生にも大きな影響を与えました。

 今回の展示では民子の歌風と人生に影響を与えた啄木の生涯や歌とともに、民子が選んだ啄木の歌100選の自筆原稿、啄木に影響を受けた民子の短歌などを紹介します。

是非、図書館三階文学資料コーナーへお立ち寄りください。

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特別展示
「宮澤章二の年賀状―寅―」

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大宮ゆかりの詩人・宮澤章二は、年賀状に干支にちなんだ言葉や詩を寄せていました。また、二十年以上にわたって雑誌や新聞等に"新年の詩"を残しています。

今回の展示では今年の干支である「寅」より、宮澤の自筆による寅年の年賀状のほか、新年の詩「初詣で」の原稿をパネル展示しました。

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第11回企画展
「あこがれはピアニスト―民子と音楽―」

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大宮ゆかりの歌人・大西民子は、短歌と同じくらい音楽を愛していました。特にピアノを好んだ民子は、学生時代にプロのピアニストに憧れます。そのため、ピアノをはじめとする楽器はもとより、曲や演奏を題材にした歌をいくつも詠んでいます。

また、日常や心情の動きを音楽に託して詠むことも多く、晩年になっても自宅のピアノを弾くことがありました。

今回は、民子が実際に愛用していたピアノをはじめ、所蔵していたレコードや楽譜のほか、音楽について歌い、語った民子の自筆資料を展示しました。

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第10回企画展
「作家たちがみた大宮 (1) 大宮公園と文学者たち」

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明治から昭和初期にかけて、大宮公園(氷川公園)には武蔵野の面影が色濃く残っていました。割烹旅館や茶店などもあったため、避暑地の一つとして、多くの人たちが訪れていました。中には正岡子規や夏目漱石、寺田寅彦といった著名な文学者たちも足を運んでいます。

今回は大宮公園にゆかりある文学者を作品とともに紹介し、当時の大宮公園の写真などをパネルで展示しました。

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